僕らの夏2013@石垣島

2013/06/09

前々から、憧れていた地。
このたび初めての沖縄へと行くことにした。

とても要素が多くて、詰め込みすぎな記事になるかもしれないけど、記録的にその時々の思いも含めて書き進めてみることにする。

主なトピックとして。
・はじめての一人旅
 現地で後日友人と合流はするが、一人で航空会社でチケットを手配して、宿も手配して(要するにツアーでない)、はじめて飛行機に一人で乗る旅になる。

・ダイビングでマンタに逢う
 ダイバーなのに沖縄に行ったこと無いコンプレックスの打開。
 生き物相手で、スケジュール的に半日しか潜れない、果たして!

・友人の結婚式参列
 学生からの友人が石垣で結婚式をあげるので、それに参加。
 これが旅のきっかけでもあるが、同時に色々やりたいことにかこつけて。

せっかくの沖縄なのに、2泊3日という半ば弾丸ツアーともいえるようなもので、後に詳しく書くが諸々の準備があるので実は沖縄らしいゆったりとした時間を過ごせることができない旅になる。

友人の式は3日目で式が終わったら自分だけ東京へ戻り、友人はそのまま新婚旅行。
1日目は移動日で夜に着くので何もできないと言っていい。ダイビングは 2日目の午前だけ、午後はバタバタと仕込み。

さて、当日。
昼過ぎに羽田へ向かう。

さっそくハプニング、先日この日のために友人に一眼を借りたのだが、充電器を家に忘れてくるというハプニング。
枚数はさほど撮らないので大丈夫だとは思うが、結婚式の写真という重大な任務につき新宿に着いてから数分考える。。。。

リムジンバスの時間もあり、家に戻るにはちょっとギリギリ。
タクシーの往復も考えると、目の前の電器量販店で買うことを決意、充電器なのに4000円って高いなぁ。まぁやむを得ない。

まぁ無事にリムジンバスに乗れたのだが、今度は嬉しいハプニング。
荷物の預かり札には「777」なんと、縁起のいいこと。
きっと素敵な旅になるハズ!とテンションをあげていく。

羽田がリニューアルしてからは初めて来る。

そこそこ人がいるけど、何ともゆったりした全体空気清浄機みたいな空間。
1人旅に慣れていない自分は、なんか落ち着かない。。

お昼ご飯もまだだったので、とりあえずうどんをサクッといれてチェックイン。
荷物が無ければANAのskipでスイスイなのだが、結婚式用の着替え、ダイビングの器材、などを預けなければならない、預ける場合はチケットレスにはならず、結局発券する必要がある。
預けてびっくり重量はギリギリ。。相変わらず無駄なもの入ってるからなぁ。。

セキュリティを通ってから小一時間あるので、エアポートラウンジへ。
こんな時でもなければクレジットカードの恩恵も受けられないので偵察がてら。

まぁ、時間を潰す範囲なら十分だが、思っていたよりかは小綺麗なファミレスみたい。
ソファでガン落ちしているオッサンがいたりで、ビジネスマンがPCを広げている今っぽい感じは薄かった。
コーヒーもドリンクバーそれなり。
電源も多くないのが残念。

携帯を充電して、PCで明日の新郎新婦の接待準備で、各方面に連絡を取ったり、予約の確認。
そして天気チェック。明日のダイビングもそうだが、本丸である結婚式当日、なんとか”悪くない”程度でいけそうだ。

さて、那覇便登場。
今回はマイルでの旅(カードのポイントで航空券はタダ)なのだが、石垣直行便が取れなかったので那覇経由。那覇には2時間しか滞在なので、初めて沖縄なのに、、本島には乗り換えだけ。。

本当に一人で乗ってしまうのか。。オロオロ。
夕方に那覇についたら、なんとまぁ雲1つない快晴で幸先良い感じ。

なんともらしい気温と湿度で、南国感もばっちり。
それにしても、空港内は団体の学生が多いこと、ワイワイガヤガヤで、騒がしいのなんの。

2時間の乗り換え待ちなので、まずはそれっぽいことをしに、沖縄そばを食べに行って、後は帰りのお土産物色かな。

まずはソバ。
3軒ほどあったが、皆考えることは同じのようで混雑。さっと雰囲気のある店”天龍”に決めた。こういうとき1人だと決めやすいしカウンターなら通されやすい。

かやくご飯とのセット。
まぁ、言ってしまえば食べたことある味なわけで。。。
まぁまぁ、旅ってことで定番範囲。

後で聞いた話、後から来る新郎新婦もこの店にしたらしいw。

さてお土産の物色。
何店舗ものショップが並ぶのだが、各店で食べ物、酒、シャツなどなど扱う。
利用者立場からすると、ショップごとに分かれているのは不便なもので、かくジャンルごとに区分けできないものだろうか。。。

そんなんでも1時間過ごすのがやっとで、あと1時間。
もうすることもないので、チェックインしてスタバでコーヒーでも飲んでみる。

まぁ少し旅気分で浮かれた自分は、スタバの超絶に可愛い店員さんを発見して、後からくる新郎に「那覇経由ならスタバをチェック!」とかいうしょーもないメールを送ったりしてみる。

さて、いざ石垣へ。

到着したのは20時過ぎ、まぁ閑散としておりますよ。
最終便ですから。。

ツアーじゃないので、当然迎えもいるわけもなく、スーパー重い荷物をピックアップして、タクシーで宿へ向かう。

宿はリゾートイン・ラッソ石垣。
コンドミニアム風アパートのようなもので、自炊しての生活になる。
現地のものを料理するのも楽しそうだし、ほとんど食事は外、ダイバー的にも専用の施設があったりで自分にはぴったり、とてもアットホームでチェックインの時間をオーバーしているのだが、快く迎えてくれた。ありがたい。

この宿の利点はレンタカーを所持しているのでパック料金がお徳。
部屋の鍵と車を手配してチェックイン。

フロントにはなんともアットホームな手書きの地図が壁にびっしり。いいね。

部屋はとても清潔感があって素敵。
一人で過ごすにもダブルベッドで、広々。

やっと着いたので、一息したいところだが。
明日以降の準備ですぐに宿を飛び出る。

旅日記ではあるが、友人の結婚式についても書いていこう。

学生来15年近くの付き合いになるHokt氏。

彼は自分にとっては憧れというか、学ぶべき人間力の持ち主で、常に冷静だが、人情もあり、立ち振る舞いやコトバのセンス、写真のセンスなど学ぶべき点が多い。趣味の範囲もトレッキングや、グルメイベント、散歩イベントなど、気の合う友人で、数々のイベントを同行している。まぁブログにでてくるイベントには良くでてくるとは思うけど。

お互い”らしい”ことを、楽しみにして、ベタなことでも、その場の雰囲気を楽しむことに労をいとわない。そんな時は少しだけナルシストにだってなれるw。そんな波長の合う友人だ。

そして、唯一といいかもしれない、自分が甘えられる人間でもある。正直女子なら結婚したいくらい。まぁ気持ち悪がられることもわかってるが本当だ。

その彼が石垣島で式を挙げると聞いたときは、二人だけで新婚旅行も兼ねて行くと。

プライベートなことなので、詳しくは書かないが。
結婚までには色々と苦労や悩みもあったようで、やっとこの段階まで来られたのは、それなりの喜びというか乗り越えてきたことも多くひとしお。

都内で挙げれば、彼だけあって多くの人に祝ってもらえるだろうけど、きっと少し解放された、ゆったりとした時間を過ごしたいのもあるのかもしれないが、離島で挙げることになったんだと思う。

しかし、そんな事は許さん。
彼、そして嫁は本当に波長の合う良いパートナーで、正直嫉妬するくらいお似合いなのだ。
嫁は自分と旦那がイチャついても動じない器の持ち主で放っておいてくれるw。
二人の距離感も自然で嫌味がなく、お互いアクティブ。
人に対してのもてなしとか、フラットな接し方は本当に素敵。
嫁は料理も美味いしね。下ネタもいけるw。

そんな二人を祝えないなんて、許さん。
ついて行くぜ。ってか待ち受けてやるぜ。

というのが、実はこの旅の本当の目的なのである。

そして、ただ参列するだけなんて、俺に出来るワケない、沖縄の離島だっていろんな人、多くの人に祝ってもらうこともできるし、そうされるべき二人。自然と沖縄を愛し、困難を乗り越えた二人の門出を島全体を使って祝おうじゃないか。
そんな壮大なプランを、自分なりに本気に、本当に本気で考えてみた。

当初参列者は俺だけだったが、幸いにも新婦の妹も参列できるのは嬉しい誤算。
その嬉しさもパワーに変えて、旅直前から少しずつ動いていた。

Hoktもイベント好き、サプライズ好きというか、先を読むプロといっていいくらい。
いままで、二人で色々と企んで来たので、きっと沖縄でhikaruは何かしろ企んでいる可能性もあるな。。。
くらいは予想していると思う。何かあってもおかしくない程度だとは思うけどw

足りない、そんなんじゃ足りない。
それを超えなくては。。。。

新郎からみたhikaruの動き。

 ・自分たちの石垣到着日
  hikaruは前乗りして、ダイビングでマンタと会っている

 ・その日の午後、hikaruが空港まで迎えに来てくれる
  だけどこの事は嫁には内緒でプチサプライズ。
  俺は夕方までダイビングで楽しんでるテイ。

 ・夕方過ぎに遅れてくる嫁の妹を空港に迎えに迎えにいってくれる。

 ・夜は、hikaru手配の居酒屋でご飯を食べる

 ・夜22時過ぎにはホテルに帰る。

一人旅、初めて沖縄というスーパーアウェイな地で何ができるのか。
二人に悟られないように、でも後々面白くなるように、ヒントをばらまきながらw。

普段、自分はサプライズを考えたとしても相手の受け取り具合とかも考慮して、バランスを取るというか程々の範囲内でやっている。ある程度自己欲求を控えてしまうのが普通。

今回は祝ってあげたいという異様なテンションの自分の中で、二人が喜んでくれるのは、内容ではなく、”浮かれて振り切ってしまっているhikaru” を見せてみよう。”振り切った”というのは、本当にいままでの人生でやったことがない、相手がどう受け取るとか、相手の都合を考えずに、ただただ、自分がやりたいことだけをやってしまう。

もちろん、そんなことは迷惑になるかもしれないけど、いままでそれでセーブしてきて”一度もやったことない”ことを二人にプレゼントしたいと考えたいと思った。

 バカバカしいこと、
 まぁ定番であること、
 そして恥ずかしいくらいにロマンチックな事。

そう、Hoktなら、きっとわかってくれると信じてw

さて、自分が沖縄へ向かう1ヶ月半くらい前に時を戻してみよう。

式前日に到着するHokt+嫁(以後:二人)とご飯を食べるタイミングがその日の夜しかないので、俺から会食の提案。
事前に石垣島を調べて、youtubeであるお店のライブ動画に惹かれてしまう。「うさぎや」という有名なとこらしく連日ライブを楽しみに盛況しているお店、料理にも定評がある。ゆったり時間を過ごしたい人よりもワイワイしたい人向けで、キャパは80名くらいが入る。ライブは1晩で2回ある。

youtubeで見た動画は「オジーのオリオンビール」という唄で、みんなで「アリ、かんぱーい」といいなが酒を飲み交わす唄のようで、盛り上がり必須のハイテンションソングみたいだ。男性が唄っていたのだが、盛り上げ方も上手くて本当に楽しそう。

お店は、ここ「うさぎや」で決定、というよりこの人のライブを二人に聴かせてあげたい。

さっそくこのライブをやっていたアーティストに連絡を試みる。
Facebookページからメッセージにて、6月のライブがどこでやるのか、うさぎやに呼べば仕事として来れるのかの打診。

しかし、、残念ながら返信は来なかったです。
しかたなく、うさぎやに電話、当日のライブのアーティストは誰か。アーティストOさんを呼ぶことは可能か?とか、それとサプライズの相談。

アーティストのOさんは、つい2ヶ月前から埼玉の支店に異動することになったらしい…無念。
ライブのスケジュールは2週間前くらいに決まるから…というのでゴリ押しして、Oさんを呼ぶことは可能か掛け合って欲しいとお願い。そして、結婚式を翌日に控えた友人と訪問することを伝えてサプライズの相談、小さいサイズのケーキに、沖縄方言で「結婚おめでとう」と書いてもらうことにした。できれば、ライブの最中に、アーティストから二人の名前を読んでケーキをプレゼントして貰いたいこともお願い。もうお願い続きw
出すタイミングは、ライブの状況次第なので、半ばバクチ、俺も予想できないタイミングになる可能性も高いが仕方ない。

食事は、ひとまずこれでOK。

次は、空港への出迎え。
現状、嫁は知らないので迎えにいくだけでもプチサプライズだが、どうせならHoktへもサプライズしたい。
ここは格好良くオープンカーなんていいね。

なんて、思ったけど沖縄本島では何台かレンタカーがあるけど、石垣では見つからない。
10店ほどレンタカー屋に問い合わせたが、2年前まで1台だけあったらしいが、強い日差しと管理上の手間もあって廃止になったらしい。お店の人にも「例えあっても日差しが尋常じゃないから止めた方がいい」と。

…「んな、わかっとるわ!! こっちは振り切りたいだけなんじゃい」と心で叫ぶ。

別のお店に問い合わせた時に、オープンカーを持ってるオーナーがいるとのこと。
普通のレンタカーではなく、趣味で集めている車を貸し出してくれるそうだ。
ただしクラッシックな車だから、運転操作とか技量によっては貸してくれないことも
あるとのこと。。。だが、それなら問題ない。
こんな時、古いフィアットのオープンカーを乗っていた父に感謝する。
以前に古いタイプの外国車の経験があれば大丈夫かもと。

さっそく電話。
そのオーナーの店は予約が無しとのこと、当日早い者勝ち。
もちろんコレクションなので、台数は各車種1台。
オープンカーは、ベンツ、VW、ジープの3種類。
結婚式の出迎えは、迷わずベンツに決まってるだろ!でも予約できないのは痛い。。。
なぜなら店のオープン時間は、俺はダイビングの真っ最中。。

確実に車を押さえるなら、ダイビングでマンタ遭遇を諦めなければならない。。

待てよ、石垣までダイバーがダイビングしないなんて残念過ぎるまえに、もしそれを犠牲にしたら、後々二人には気負いさせてしまう。。。それは避けたいもちろん自分の欲求も含めるとダイビングをして少しでも早く戻って来よう。

さっそくダイビングショップの選定に入る。
何件か、電話したところマンタダイビングは基本夕方までのボートプランが基本で、一人のために帰港するのは….
まぁそりゃそうだわな。。

しかし、1店相談に乗ってくれた店がある。
そういうことであれば、午前中に2ダイビングして、お昼に戻ってあげますよ。とのこと。
しかも、レンタカー屋に送ってくれると。なんて素敵なショップなんだ。よし決定!

これで、定番型のうさぎやはOK、
バカバカしい、クラッシックなオープンカーでのお迎えは運次第でOK。

オプションとして、式を撮影したデータをその場で渡せるようにPCも持って行く、色々調べものもできるし、最悪仕事もできるしね。。。

最後にロマンチックなヤツね。

さて、青図としてのシナリオ。

オープンカーでサプライズ。
石垣を少しドライブして、二人の宿ANAインターコンチネンタル(石垣最上級セレブホテル)
夕方、妹をピックアップ。二人と再合流して、うさぎやへ。
ライブ中にサプライズ。

後はホテルに帰ったところだな。

ANAホテルに電話。
友人が挙式で泊まることを告げて、何かプレゼントしたい相談。
まぁシャンパンだろ、と電話でソムリエを呼び出す。
電話での相談だが、どうやって二人に提供するかを考える。
できれば、二人が部屋に帰ってきたら部屋にシャンパンがセッティングされているのが希望だったけど、ホテルのポリシー上、チェックイン後のスタッフ立ち入りはNG、本人の許可が必要とのこと。

そうなると、二人が部屋に帰った後に、運んでもらうこと事しかできない。。
まぁ仕方ない。とりあえずシャンパンを選定して、細かい指示は自分が石垣に着いてから相談しにいくと告げてとりあえずはOK。

ここまでで、とりあえず。三段オチまでのサプライズプランは完成。

ということ、先ほど石垣に着いた自分へ話を戻そう。
自分の泊まるラッソ石垣のレンタカーはあくまで自分の移動手段で、オープンカーとは違うものである。

諸々のプランがある故にやる気スイッチ全快になった状態で、まずはANAホテルで最終サプライズの詳細を詰めることにする。

ワゴンRを飛ばし、といても3分ほどでANAホテル到着。
フロントに事前に相談していた件で、担当者を呼び出してもらうが、なんと不在。。。
代わりにサービス担当の方を呼び出してもらうことに。

完全にアポ無し状態になったわけだが、10分ほど待つように言われてセレブラウンジで過ごす。
ここで、思いつき。というかもっと早く思いつけよ自分!

この駆け回ってるバックグラウンドをしたら面白いかも。
せっかくPC持ってきてるから映像編集もできる。

慌ててカメラをセッティングして、サービス担当者との会話をREC。

どうやら事前に相談していた担当の方から、周りに周知されていなかったらしく
この担当者からすればアポなしでワケわかんない状態らしいw。

これに関しては、俺が何時にANAに相談しにいくという細かい段取りを取らなかったので俺のせい。
1から状況を説明。幸いなのは、サービス担当だけあってその担当者本人が部屋に届けてくれるとのこと、
せっかくなので演出面もさらにサプライズできないか相談。この時すでに23時。夜中にすみません。。。

要件として

 ・シャンパンにフランボワーズを添えたい
 ・キンキンに冷やしたい
 ・キャンドルとかつけたい

そう、すべては照れるくらいロマンチックにしたいと。

シャンパンは、二人の飲む量を考えてハーフに。
セレブ雰囲気でロゼに決定しました。

細かい演出も考えたいが、二人に悟られないよう徹底的に詮索していない、ふたりの泊まる部屋タイプとか、宿泊プランとか。部屋さえわかれば・・・

すると、ANAホテルの人が。「ちょっと待っててください」

10分ほどすると帰ってきて「部屋お見せできます」
すげぇ、さすが高級ホテル。宿泊客でもない俺のアポ無しでも神対応だわ・・・。

「申し訳ありません、お二人の部屋はNGが出たので、同じタイプでお見せできる部屋を案内差し上げます」
恐らく○○防止かと、でもそこまで先読みしてたら凄いホテルだな。。。

十分です!!!!!!!!

照明や、運ぶテーブルなどの段取りや演出バリエーションを考えて、やれる範囲は当日のセッティング内容次第で、できるところまでやってもらうことにしました。

ラウンジに戻り、配膳テーブルのシミュレーション。
シャンパンクーラー(冷やす容器)や、テーブルカバーとか。

すると、担当者が言いづらそうに一言。

「安藤様、先ほどシャンパンはロゼをオススメしたのですが、、、良く考えると白が良いかもしれません。」

この一言で、僕は鳥肌が立つほど嬉しく。
絶大な信頼を寄せた一瞬でした。

さっき相談して、決定したワインの選定をホテル側から、「やっはりこっち」というのは、かなり言いづらかったと思う。でも担当者は、決まったことでも、常に進行している状況は、僕の喜ばせたいという気持ちを汲んだ上で、振り替えてることをしてくれたのだ。

そのホテルのというより、この担当者のプロとしての姿勢に感服。
迷わず白に変えることにした。

そして、ここで本件の”振り切ってしまう”という総仕上げとしてのエンジンが最高潮に。

二人は食事を俺らと過ごして酒をのんできているし、もともと酒が強くないので、量的にハーフにしたが、
見栄えを考えたらフルボトルだろ。ということで、フルボトルに変更。

ここまでくると、止まらないw。

「フランボワーズ、グラスに入れちゃいましょう。」
「そんで余ったのを盛りつけちゃいましょう。」
「プレートにメッセージ書きましょう。」
「ホテルからも、すこし何かさせてください。」

そんなこんなで2時間ほど、もりあがり。
後に想像を絶するサプライズになる。