東北2日目:RQボランティア デリバリーチーム、歌津エリア

2011/05/01

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自分の配属はデリバリーチーム。名の通り、集まった物資を自衛隊も行政もいかない、いけない地域や個人宅に物資を届ける。しかし、それだけではない。配送先で、ニーズを吸い上げたり。他に周りで困っている人や、配給や他のボランティアの様子などをリサーチする。それに応じて、物資の募集を全国にかけたり、できることであれば協力する仕組みを作ったり。リーダーのたにやん、たっちゃん、矢部くん、タグチくん、須藤さん、まっちゃん。他にもいろんな人に仕事や状況を教わりました。自分らの車は”ヒカルボンゴ”と名付けられ、一役。

朝は6:30起き
※就寝前のMTGは23時くらいまで寝るのは午前1時くらい。
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朝ご飯食べたら。まずは今日の配送担当の振り分け。何件回ると指示をもらったら物資リストにある製品を、段ボールに詰める。
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ご飯と味噌汁のみ。海苔とふりかけで十分だわ。

デリバリーチームで難しいのが、「現在の避難場所・被災者の状況を読み取ること」避難所は、落ち着いてくると余裕がでてきて、細かいもの、細かい指定が多くなってくる。それにより現実問題。「この避難場所潤ってるな」と判断を区切り、他の地域へと展開したい。というのがうちの団体の特徴です。あくまで、被災者の次のステップのお手伝い。
そしてこれだけでは終わらない、実際に配送した時に、そういう匂いを伝えたり、相手の潤いぐあいを聞き出すのも仕事。相手を不安にさせたり、いままで繰り返し配送することで気づいた信頼を大切にしながら、自立のために甘やかし過ぎないように「もう来れないかもしれません」というニュアンスを伝えることも重要。

歌津の石浜というところ。海が目の前。少し高台にある家を訪ねたら。随分しっかり残っている。3年前に新築したらしい。しかし1回は浸水。泥かきは終わり、駆けつけた娘たちが家具を洗っている。おばあさんが、平然と、淡々と。

「じいさまは、そこの防波堤にいたんだ、んで流された」と。

我々は、その淡々とした言い方が。これが”生きる”ということなのかもしれないと思った。

そう、一歩前に進んでいるのは被災者なのかもしれない。
もちろん、ボランティアに甘える人、行政だよりな人、集落という伝統的な地域精神で縛られている人・・・(この話は追って詳しく。。)

何軒かの人に話を聞いて現状のリサーチをして本部帰還、
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別の団体が区長さんの家に代表で、燃料ボイラーを設置してお風呂を設置してました。夜MTGでは、宛にならないカーナビの地図を補うようにスタッフが今日通れた道とか、行ったお宅のピンポイントを手作りの地図に書き足していく作業。

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こりゃ、夜中になるわ。。。

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