胎教の導き-小笠原

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ちょっと家族を交えたお話。
近日、生涯で必ず行っておきたい場所のダントツNo,1「小笠原諸島」に明日から行くことに決めた。
今では世界遺産登録が認定され良くも悪くも話題の多い日本を代表する島。
小笠原と我が家の関係はとても深く重要なもので、詳しくは語れない部分もありますが。ざっくりいうと原点とも言える場所。自然の中での暮らし方、海での遊び方、考え方など両親から教わったことの原点がそこにある。
両親は若い頃から含めて何度か訪れていて現地にも仲間が居る。サーフィンやボディーボード、イルカと自然を満喫していたそうな。
兄が生まれて幼少の頃が安藤家としては最後の訪問。
安藤家と称したのは、自分は母親のお腹の中だったから。
兄はその後、1人でダイビングのライセンスを取りにいったのはあるが。
それを含めても、”実際に”訪れたのは両親と兄だけ。
俺は生まれてから、思い出話、家にあるもの、写真には小笠原や海に関するものが多い。家族では伊豆下田で毎年キャンプはしていたものの、何か物足りなさを感じて過ごしてきた。
昔から、いわばコンプレックスのようなものを抱えてたんだと思う。
 「自分1人だけ小笠原を知らない。」
20歳頃、ある時に実家で家族揃って会議というか談話してたときに、生まれて初めて、そのコンプレックスの事を両親に話すと父はこう言う。
 「お前な、小笠原を腹ん中で過ごしたヤツなんて、そうはいねぇよ最高じゃねーか」
本当にそう思っての事か、励ます為なのかはわからないが。
父はストレートなので、疑う余地はないだろう。
それから10年後の昨今。今まで幾度も下田を訪れ、水族館ではイルカに釘付け、波乗りやら色々やって来たけど。ついにダイビングを始める。
これは元々の主旨である海への恐怖心を払拭するためと、新たなアクティビティとしてなのだが、ふと今までの事をまとめてみると面白い。
 幼少の頃から海キャンプをして自然の中で生活するの好き。
 魚よりもイルカが大好きで、水族館でも執着する。
 海と言えば伊豆まで行かないと気が済まない。綺麗さも波乗りも。
 青色が好き。
ん〜根っからの島人なのか?
泳ぐの嫌いなのにw・・
先日、小笠原行きを母に報告すると。
 「いいじゃない、アンタは小笠原でバッチリ”胎教”したから、良い旅になるよ」
胎教ね。
そっか、そう考えると色々と結び付いてくるな。
 腹の中ってことは、唯一呼吸をせずに水中に入れたのは、俺だけだった。
 息継ぎをしないで水中にいられるダイビングの感覚ってのはこれに近い。
 実際に水中では生物よりも、浮かんでたり静かにジッと水面を見上げているの好きだし。
そして
 人間以外の声を聞けたのは、イルカの鳴き声だった。のかも
この2つから考えても”ダイビング”ってのは、この感覚を味わうために必要だったもので、まさにイルカに会うためにライセンスを取ったといっても過言では無い。
小笠原に行きたかったのは、それらを結びつけるものが、そこにあるのを胎教で知っていたからなのかな。それは、鮭やウミガメ、クジラとか子供が同じ海に帰ってくるのと同じような現象が自分自身に起きているんだと思う。
あの同じ海に帰ってくる現象を「神秘的だし凄いなぁ」と他人ごとのようにTVを観ていたのが。いまでは納得できる感覚になってる。こんなこと言うのはちょっと気持ち悪いけど。
お腹の外にいて、母越しに話しかけてくれた彼らに逢えるといいな。