湯治&スキー、私を野沢に連れてって!

2016/03/22

映画「私をスキーに連れてって」(By ホイチョイプロダクション)を観ると疼いて仕方ない。

だから志賀高原に行こうと思ったけどコンディション的に、今回は野沢温泉に。
北方面最長ドライブになったが野沢は幼少の頃、家族で良くスキーをしに来た場所。
ただ子供の頃のうっすらした記憶、お湯が熱いとか無料の温泉があるとか、野沢菜・温泉卵を目の前で作っているとかくらい。そんな記憶の回帰も兼ねて。

当日の天気は雨のち曇り。滑るには相当悪かったので行くことすら悩んだが滑る時期も無いのでダメもとで。最悪温泉めぐりして帰ってこれるし。

スキー場に付くと駐車場は意外にもパンパン。
ゲレンデは一番低いコースはもう全然だめ。上の方は濃霧に覆われている。
まぁ文句言ってもしかたないので、準備を進める。

今回はサロモンレンタルショップがある
新作板をお試ししたかったので丁度良かった。

下では話にならないので、まずは上まで。
ゴンドラ終点まで行ったが濃霧。若干雪になっているので雪質は良いけど視野は目先10mをギリ。約25年ぶりのスキー場なのでまずは初級コース。

カービングって本当に楽に曲がれるなぁ。借りたのはサロモンX-Pro SWなんだけどまだ慣れてないかもだけど若干谷足に加重すると後傾になりやすい、これは板が悪いんじゃなく、板がストレート板よりも早く曲がる(走る)のに自分の加重タイミングがダメなのかも。思い切って加重5:5にする勇気が欲しい。でも本当に加重すぎなくてもスイスイ、でも気持ち良いエッジがかかって見事なシュプール。シャバ雪(シャーベット状)だと、非常にコントロールが難しいけど、新雪と圧雪に関しては本当に気持ち良く滑ることができる。欲しい…

3本ほど滑って遅めの御飯。
今日のゲレ飯は、信州ゲレ飯コンテストでチャンピオンになったという野沢菜ビーフステーキライス。

1400円もするが、ゲレ飯価格という範囲でなら激うま飯でした。
肉は目の前でやいてミディアムレア、厚みもあるしニンニクバッチリでとてもパワフルな御飯でした。

昼すぎには若干霧が薄くなって期待もしたのだが、まもなくまた濃霧。
頂上から滑って来た人が言うに頂上はあまりに危険すぎなので、下がって来たのだという。今回は残念だが頂上コースは断念。

16時になりリフトも終わりかけると、視野は猛烈に悪化、危うくコースをロストするとこだった。何度か見回しても人が居ない(見えない)時があって、結構不安になったくらいw

中腹では霧が無いけどシャバシャバで疲れる。少しの標高でこんなにも違うとはね。。まぁ雪質が良いから、濃霧コースを何本か滑ってました。

リフトでご一緒したお爺さま。スクールのインストラクターとのことで雑談。
去年にくらべて2m積雪が無いんだとか、それにしてもお爺さま。年齢を聞くと78歳!それでインストってスゲェな。。。

ゴンドラも終わり際、最後は林間下山コースでおりて終了。

残念ながらせっかくの展望は濃霧で味わえず、せっかく遠くまで来たのだから。。
ということで温泉街散策と汗を流しに。

野沢温泉は泊まり客メインなので日帰りの人が御飯を食べたり、お土産買ったり、スーパー銭湯みたいのが期待できない。

メイン通りから100mほど離れた村営駐車場300円/2hに駐めて散歩。
商店街には懐かしいメーカーの看板だったり時が止まっているよう。

みぞれが降る中、発見した蕎麦屋。そういえば最近父親と話した時に、上手い蕎麦屋があるって言ってたな。。電話して聞くと真当たりした「庄平そば」だった、コレも縁だね。

お風呂前に、まずは蕎麦をすする。
英語メニューも充実、そいういえば外国の人多いなぁ。。
味は、残念ながら期待どおりでは無かったかなぁ。。でも記憶回帰にはなんとなくなったのでOK。

さて、温泉は「ふるさとの湯」、湯沢温泉の中でもかなり整備された綺麗な温泉施設。500円で、露天もあり、シャワーの水は出しっぱなし可能。内湯は「ぬる湯」と「あつ湯」があるので個人的には「ぬる湯」目当て。温泉街全般というのはどのお湯も非常に熱いのでw

ちょうど日が暮れていくのを露天風呂から眺めるのは最高。
そして久しぶりに、濁り湯で硫黄臭のTHE温泉を味わった。

外に出た頃には、あたりは暗くて旅館の明かりがうっすらと通りを照らす。
この雰囲気は非常に良い、温泉街という感じ。緩やかな坂道も散歩するには丁度良い。

外湯と言われる無料(寸志)の温泉が十数カ所ある。
これがウリでもあるので、せっかくだから2カ所ほど寄ってみる。
外装が綺麗にされた「大湯」、かなり綺麗になって中には驚き、ここにも「ぬる湯」が、嬉しい。もちろん「あつ湯」の温度は洒落にならん。

まぁ、中は小さい子から修学旅行の中学生、大学生、地元の叔父様方と、まさにテルマエ。なんか賑やかで、知らない人と自然に会話して、1人旅者にとっては一時の楽しみだった。

20時頃には店も閉まり一気に静まる。今日のこれからは全くのノープラン。東京に帰るも良し、車中泊で翌日またスキーして帰るも良し。

翌日の天気次第ではあるが、何とも微妙。。
天気予報も各情報源毎に微妙に違うので悩む。。

まぁ急いで帰る必要も無いので、とりあえず朝6時の気象庁の情報更新を見てから決めることにする。道の駅で寝床を作り就寝。1人だとこの車でも立派なキャンピングカー状態。寝袋さえ有ればどこでも行ける。

結果、朝の段階で雨、そして濃霧。
居れても昼までなので、眺望無しでリフト代をまた使うのはどうも見合わないので、帰路につくことにした。

昼前までに渋滞ポイントは超していたのでストレスなく午後には帰還。

途中、大好物の「横川 峠の釜飯」を買って来たので堪能。
やっぱりこの釜飯がお弁当シリーズとしてはNo,1だな。