稲刈り、1粒の有り難み。

2015/09/13

実りの秋を先取るように米の稲刈りに。

朝8時に出発しメンバーをピックアップしながら10時半頃に田んぼに到着。
すでに作業が….ごめんなさい。

連日の豪雨のおかげで足下は最悪コンディション。
足が抜けない泥の土に。。

しかし、このまま乾くのを待っていると猪に喰われてしまうそうで頑張ってやれるだけ。

初めての稲刈りで段取りもわからぬまま、まずは稲を束ねる作業からスタート。

藁を数本とって稲の根本に巻き付け、藁端をまとめてねじって留める。単純作業だけど緩いと致命傷になるのでいきなり緊張感ある作業。ポイントは稲の根本を揃えること。藁を濡らすと縛るときに良く締まる。

農業って完全なマニュアルなんて存在しない、人や地域それぞれにルールやポリシーがあるようで、近所の爺さまがいきなり口をw…いやアドバイスをいただきましたが、束ねる稲の量が少ないみたいで写真の通り。。たしかに作業の数は減るけど藁の長さとか風通しのことも考慮すると、自分のスキルにあった量がいいかと。。

同時進行で、稲を干すための稲掛けの作成。
竹で足組をして、そこに束ねた稲を二股にわけて干す。

いろんな場面でそれぞれが発見したポイントとか、工夫とかそういうのを共有するのって本当に楽しい。誰も気づかなかったこととか、よく考えれば効率的なこととか、マニュアルやルールがないからこそ、みんなでその場で臨機応変に。

「誰か〜〜」と声があがったら。「私行きまーす」とか。
「縛る紐が少なくなってきたね」と思ったら「紐作って来ました」とか。
誰かがやるだろうという考え方なんて皆無。素敵、素敵過ぎる。

やっぱそういうのが好きなんだなと再確認。

1/4くらい稲刈りが終わったところでお昼ごはん。
釜炊ごはんとカレー。生のカボチャのサラダ、焼きカボチャ、茹ピーナッツ、カレーも美味しく茄子旨し、食べ過ぎると後にひびくのでおかわりなし….だけど茹ピーナッツが旨すぎでガン食べ。

やっぱりみんなでワイワイ外でごはんって美味しい。
参加者の子供さんで4歳の女の子がいたんだけど普通に大人用の箸を器用に使ってたのに関心。
みんな元気で愛想も良く、田んぼでは泥団子作ってお地蔵さんにあげるんだとか。
田んぼで何回も転んでるけど全然平気な顔して走り続ける。
タフというか、良い育て方されてるなぁと素敵なご家族でした。

午後の作業、カメラ目線のカマキリに遭遇し久しぶりに虫を取ってみた。
さて、日が暮れるまでに頑張らないと。慣れて来てみんなペースアップ。

それにしても直射日光でピリピリにやられつつ、ぬかるんでなければ
夕方前にはおわってるのに。。。と思いながらもそれは自然相手だもんね。

途中、農家さんの激うまパッションフルーツでパワーチャージ。
体は正直ね欲している栄養が染み渡る。

夕方前の終了までには、全体の6割くらいまで、、力不足でごめんなさい。。

用水路で泥を落とし、やはり温泉に行きたいので早めに失礼させていただき湯の郷でひとっ風呂と仮眠。

タイミングをずらしたおかげでアクアラインもスムーズ、木更津から50分という最速記録で帰宅しました。

運動後ってなんで肉を欲するんだろう。。
ってことで高円寺で絶品焼肉で23時には解散。

今回も貴重な時間と用意をしていただいたヤマダパラダイスファームさんには本当に感謝。いつもありがとう。カボチャもパッションも美味しかったです。

楽しく、充実した一日を今回もおかげさまで体験。
もちろん酷い筋肉痛になってのはいうまでもない。

でもなにより、1粒の有り難みは、足のぬかるみ以上に重く、そして愛しい。